印刷回数消費: 1枚(1種 駒のみ)〜
普通に各将棋として遊ぶ場合のルールについては割愛します。
本キットは通常の各将棋として遊ぶか下記超棋ルールで遊ぶか選択できます。
印刷については駒もボードも同種2枚ずつ印刷することでコンポーネントが揃うように設計しています。
駒箱や種駒性能表、駒配置表は、必要に感じたら印刷してください。
ボードについても自前でお持ちでしたらそちらをお使いしても良いです。
# 駒について
* 中将棋用の駒、醉象・獅子はマークルックの駒の印刷分に含まれます。
* チェスのポーンの裏面にはプロモーションの対象が記載されています。
実際にプロモーションを行う時、裏面が考えていた対象と異なる場合、
自陣もしくはその他のポーンと交換して行ってください。
* シャンチーやチャンギでは本来陣営ごとに駒の文字が異なりますが、
本キットでは同系統の駒で代用し、駒の向きにより敵と味方を区別します。
* シャンチーやチャンギは本来、線の交点に駒を配置しますが、本セット付属のボードでは、
普通にマス目に置くように変更しています。
## 超棋(混合ルール)
* 9x9のボードを使用します。
* 七段以前を自陣、三段以降を敵陣とします。
* 自陣・敵陣の3x3の範囲を九宮とします。
* 五段目を"河"とします。これは、シャンチーの一部駒へ影響を与えます。
* 開始前に非公開で自陣に駒を配置を行います。
+ 兵駒は自陣1段目のみに配置します。
+ 兵駒以外の駒は自陣2・3段目のいずれかに配置します。
+ 王駒は必ずひとつのみ自陣2・3段目の九宮内に配置します。
+ 王駒以外の配置には配置コストを払います。この時、合計コストが360点越えないようにします。
- 王駒と同じ所属の駒以外はコストを1.5倍とします。
- 2倍の配置コストを払うことで持ち駒として所持することが可能です。
* ステイルメイトとなった場合負けとなります。
* 既に兵駒がある筋には持ち駒の兵駒を打ってはいけません。
* 千日手は同じ局面が3回繰り返されたら引き分けとなります。
* 持ち駒の兵駒を打つことによって王駒を詰ませることを禁止します。
* 駒の成りについてはその駒が移動できなくなる場合を除いて任意です。
* 王手の宣言は任意です。
### 所属
#### 本将棋
* 全ての駒が「取得駒を持ち駒にする」の特殊効果を持っています。
* 「金」と「玉」を除いた駒は三段目で成りを行えます。
#### チェス
* 「兵」は初手のみ2マスまで移動が可能です。
* 「兵」の成りは一段目のみですが、「兵」と「王」を除いた全てのチェス駒に変化することができます(プロモーション)。
* 「后」は最高の移動能力を持っています。
* キャスリングは「王」と「城」の組み合わせのみで行え、「城」と「王」が未移動かつ2マス以上の間隔を必要です。
* アンパッサンは「兵」同士でのみで適用します。
#### シャンチー
* 「卒」は"河"を越えた四段目から成りを行えます。
* 「帥」を王駒としている場合、他方の王駒と駒を挟まずに向かい合うことを禁止します(王不見王)。
* 「相」は"河"を越えた四段目以降への配置を禁止します。
* 「仕」と「帥」は味方の九宮以外への配置を禁止します。
#### チャンギ
* チャンギ本来の「卒」は「卆」、「馬」は「馿」として扱います。
* 「包」で「包」を飛び越えたり、取得してはいけません。
* 「卆」・「包」・「車」は九宮内を線に沿って斜めに移動することが可能です。
* 「楚」を王駒としている場合、パスを宣言できます。
* 「楚」を王駒としている場合、開始時に『馬駒』と『象駒』位置の交換が行えます。
* 「楚」を王駒としている場合、他方の王駒と駒を挟まずに向かい合った時、直後に解消されなければ、引き分けとなります(ピッチャングン)。
* 「士」と「楚」は味方の九宮以外への配置を禁止します。
#### マークルック
* 「種」は初手のみ2マスまで移動できます。
* 「貝」は三段目から成りを行えます。
* 「君」を王駒としている場合、持ち駒含む他の駒を全て失った時、相手に下記の引き分け規定を要求できます。
+ 要求された相手は下記条件のいずれかに沿った値から盤上の駒数を引いた手数以内に「君」を詰めることができなければ引き分けとなります。
- 馬駒を除く、30点以上の配置コストの駒を2つ持つ場合⇒8
- 馬駒を除く、30点以上の配置コストの駒を1つ持つ場合⇒16
- 馬駒を除く、15点以上の配置コストの駒を2つ持つ場合⇒22
- 馬駒を除く、15点以上の配置コストの駒を1つ持つ場合⇒44
- 馬駒を2つ持つ場合⇒32
- 上記に当てはまらない時⇒64
# 参考資料
* 全ての思想の発端です。
* 将棋駒の特性を参考にしました。
* 将棋系をまぜこぜにしてコスト制にするというところまで思想が同じでした。
事実上の二番煎じ。ルール周りと駒の評価値を大きく参考にしました。